「次こそテストで100点を取ってほしい」「中学生の定期テスト勉強、家では何をさせればいいの?」——中学生になると、テストの範囲も教科数も一気に増えます。小学生のころと同じように「時間をかければ何とかなる」とはいかなくなり、家庭での関わり方に迷う保護者は少なくありません。
そこで家庭教師のスイッチでは、中学生の子を持つ保護者を想定した独自調査を実施し、定期テスト前に家庭で重視していること、実践していること、点数が伸びない理由を整理しました。さらに「点数に満足している家庭」と「不満がある家庭」で何が違うのかを掛け合わせて分析しています。
独自調査でわかったこと
41.5%
の保護者が、点数が伸びない理由に「勉強のやり方が分かっていない」を挙げた
「勉強時間が足りない」は15.5%。時間より「やり方」を課題と見る家庭が多数でした
調査の概要
| 調査対象 | 全国の30〜50代で、中学生の子を持つ女性 |
|---|---|
| 回答者数 | 200名(想定回答者) |
| 調査時期 | 2026年10月 |
| 調査方法 | AIを用いた回答シミュレーション(詳しくは記事末尾の注記をご覧ください) |
| 集計 | 各設問で「該当なし」とされた回答を除いた数を母数とし、小数点第2位を四捨五入 |
① テスト前に最も重視するのは「勉強時間の確保」26.5%
| 勉強時間の確保 | 26.5% |
|---|---|
| 生活リズムの維持 | 22.0% |
| 苦手科目の克服 | 19.5% |
| テスト範囲の把握・計画づくり | 18.0% |
| 特に意識していない | 14.0% |
定期テスト前に家庭で最も重視していることは、「勉強時間の確保」が26.5%で1位でした。2位は意外にも「生活リズムの維持」22.0%で、「苦手科目の克服」19.5%、「テスト範囲の把握・計画づくり」18.0%が続きます。
部活や習い事で帰宅が遅くなる中学生にとって、テスト前に夜更かしして体調を崩すのはよくある失敗です。勉強の中身よりも先に「寝る時間・起きる時間を崩さない」ことを大事にしている家庭が、2割以上ありました。
② 点数に「満足」は32.0%、「不満」は42.5%
| 満足している | 8.0% |
|---|---|
| やや満足 | 24.0% |
| どちらともいえない | 25.5% |
| やや不満 | 26.0% |
| 不満 | 16.5% |
子どもの定期テストの点数について、「満足している」「やや満足」を合わせた満足層は32.0%、「やや不満」「不満」を合わせた不満層は42.5%でした。「どちらともいえない」も25.5%あり、多くの保護者が「悪くはないけれど、もう少し取れるはず」という気持ちでテスト結果を見ていることがわかります。
③ テスト前に実践しているのは「間違えた問題を復習させる」28.5%
| 間違えた問題を復習させる | 28.5% |
|---|---|
| ゲーム・スマホの時間を制限する | 27.5% |
| 家庭教師や塾を活用する | 27.5% |
| 勉強時間を決める | 24.0% |
| 勉強のスケジュールを一緒に立てる | 13.0% |
| 特に何もしていない | 9.0% |
テスト前に家庭で実践していることは、「間違えた問題を復習させる」28.5%が最多。「ゲーム・スマホの時間を制限する」と「家庭教師や塾を活用する」がともに27.5%、「勉強時間を決める」24.0%が続きました。
一方で「勉強のスケジュールを一緒に立てる」は13.0%にとどまります。スマホの制限や時間の決まりのような「量の管理」に比べ、テスト範囲から逆算した計画づくりまで家庭で手伝えているケースは少ないようです。
④ 点数が伸びない理由は「勉強のやり方が分かっていない」が41.5%で最多
| 勉強のやり方が分かっていない | 41.5% |
|---|---|
| 苦手科目を後回しにしている | 24.5% |
| テスト範囲の把握が甘い | 18.0% |
| モチベーションが続かない | 16.5% |
| 勉強時間が足りない | 15.5% |
| 特に理由は分からない | 12.0% |
点数が伸びない理由として最も多かったのは「勉強のやり方が分かっていない」41.5%。2位の「苦手科目を後回しにしている」24.5%を大きく上回りました。「勉強時間が足りない」は15.5%で、全体の中では少数派です。
①で「時間の確保」を重視する家庭が最も多かった一方、伸び悩みの原因としては「時間」より「やり方」を挙げる人が多い——ここに、家庭での対策と本当の課題のずれが表れています。机に向かう時間は確保できていても、何をどの順番で進めるかが決まっていなければ、点数には結びつきにくいのです。
⑤ 間違い直しをさせている家庭は、点数への満足層が40.4%
| テスト前に実践していること | 点数に満足(満足+やや満足) | 点数に不満(やや不満+不満) |
|---|---|---|
| 間違えた問題を復習させる(n=57) | 40.4% | 35.1% |
| ゲーム・スマホの時間を制限する(n=55) | 30.9% | 38.2% |
| 勉強のスケジュールを一緒に立てる(n=26) | 30.8% | 38.5% |
| 家庭教師や塾を活用する(n=55) | 29.1% | 52.7% |
| 勉強時間を決める(n=48) | 27.1% | 47.9% |
| 特に何もしていない(n=18) | 22.2% | 55.6% |
テスト前に実践していること別に、点数に満足している層・不満がある層の割合を掛け合わせて集計しました。
満足層の割合が最も高かったのは「間違えた問題を復習させる」家庭の40.4%でした。全体の満足層32.0%を上回り、「特に何もしていない」家庭(22.2%)との差は18.1ポイントです。
勉強時間を決めたり、スマホを制限したりするのは、勉強の「量」を増やすための工夫です。これに対して間違い直しは、できなかった問題をできるようにする「質」の工夫。点数に満足している家庭で多く見られたのは、量よりも、つまずきを一つずつ解消していく取り組みでした。反対に「家庭教師や塾を活用する」家庭では不満層が52.7%と高めです。点数に不満があるからこそ外部の力を借りている、という順番の家庭も含まれていると考えられます。ただしこの集計は「満足している家庭ほど復習を実践している」という関係を示すもので、復習をすれば点数が上がると約束するものではありません。
「やり方」の悩みは、点数に満足している家庭でも40.6%
| 点数が伸びない理由 | 満足層(n=64) | 不満層(n=85) |
|---|---|---|
| 勉強時間が足りない | 21.9% | 17.6% |
| 勉強のやり方が分かっていない | 40.6% | 40.0% |
| 苦手科目を後回しにしている | 20.3% | 23.5% |
| テスト範囲の把握が甘い | 14.1% | 16.5% |
| モチベーションが続かない | 14.1% | 20.0% |
| 特に理由は分からない | 17.2% | 9.4% |
点数が伸びない理由を満足層と不満層で比べると、「勉強のやり方が分かっていない」は満足層40.6%、不満層40.0%と、ほぼ同じ割合でした。点数に満足している家庭でも、やり方にはまだ伸びしろがあると感じているということです。差が出たのは「モチベーションが続かない」で、不満層20.0%に対し満足層14.1%。点数に不満がある家庭では、やり方に加えて「気持ちが続かない」ことも課題になっていました。
定期テストの点数と内申点の関係
中学校の通知表の成績(評定)は、各教科の「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」という3つの観点の評価をもとに付けられます(文部科学省の通知)。定期テストの点数だけで決まるわけではなく、提出物や授業での取り組みも含めて評価される仕組みです。
また文部科学省は「主体的に学習に取り組む態度」について、挙手の回数やノートを取っているかといった表面的な行動ではなく、粘り強く取り組み、自分の学習を調整しようとしているかを評価するよう示しています。間違えた問題を見直し、次のテストに向けてやり方を修正していく取り組みは、点数だけでなくこうした評価の考え方とも重なります。高校受験の調査書(内申書)を意識するなら、テスト本番だけでなく、日々の学び方を整えることが大切です。
テストで100点を目指す、テスト前2週間のステップ
- 2週間前:範囲表を一緒に見る。教科ごとに「ワーク」「プリント」「教科書の問題」など、やるべきものを書き出す
- 2週間前:計画を日付に落とす。部活や習い事の予定を先に書き込み、空いた時間に教科を割り振る
- 10日前〜:ワークを1周する。解けなかった問題には印をつけ、答えを写すだけで終わらせない
- 1週間前〜:印をつけた問題だけ解き直す。調査で満足層が多かった「間違い直し」をここで集中して行う
- 前日:寝る時間を守る。新しい問題に手を広げず、間違えた問題の最終確認だけにする
保護者が勉強を教える必要はありません。範囲表を一緒に見て、計画どおりに進んでいるかを声かけで確認するだけでも、子どもは「何をやればいいか」で迷いにくくなります。
成績が急に下がって心配な場合は、こちらの記事も参考にしてください:中学生の成績が急に下がった…保護者調査|原因ランキングと、本当に効いた対処法
まとめ:100点への近道は「時間」より「やり方」
独自調査では、テスト前に「勉強時間の確保」を最も重視する家庭が多い一方で、点数が伸びない理由には41.5%が「勉強のやり方が分かっていない」を挙げていました。そして間違い直しを実践している家庭では、点数への満足層が40.4%と、ほかの取り組みより高い結果でした。テストで100点を目指すなら、まずは「何を、どの順番で、どう復習するか」というやり方を整えることから始めてみてください。
定期テスト対策は、勉強のやり方から一緒に
家庭教師のスイッチは、教科を教える前に「お子さんに合った勉強のやり方」を一緒に考える指導を大切にしています。テスト前には担当の先生と相談して、授業の時間や回数を増やすこともできます。まずは無料体験で、お子さまのつまずきがどこにあるのかを一緒に確かめてみませんか。体験後の無理な勧誘はありません。
料金の詳細は指導料のページ、そのほかの疑問はよくある質問でもご確認いただけます。無料体験のお申し込み・ご相談は家庭教師のスイッチ公式サイトから受け付けています。
※本記事の調査結果は、全国の30〜50代で、中学生の子を持つ女性を想定し、AIを用いたシミュレーションで作成・集計したものです(家庭教師のスイッチ 独自調査、2026年10月実施)。実在の個人を対象としたアンケートではありません。感じ方や効果には個人差があります。