「何度言っても勉強しない」「スマホばかり触っていて、机に向かう気配がない」——勉強しない中学生を前に、どう声をかければいいのか悩んでいる保護者は多いのではないでしょうか。叱れば反発され、放っておけば成績が心配。家庭でできることには限りがあるように感じてしまいます。
そこで家庭教師のスイッチでは、中学生の子を持つ保護者を想定した独自調査を実施し、子どもが自分から勉強するかどうか、「勉強しなさい」と言う頻度、家庭で試したこと、勉強しない理由を整理しました。さらに声かけの頻度によって、保護者の見ている「勉強しない理由」がどう違うのかを掛け合わせて分析しています。
独自調査でわかったこと
42.0%
の中学生が、自分からは「ほとんど」または「全く」勉強しない
「勉強しなさい」を毎日言う保護者は36.5%。家庭で試したことの1位はスマホ・ゲームの制限でした
調査の概要
| 調査対象 | 全国の30〜50代で、中学生の子を持つ女性 |
|---|---|
| 回答者数 | 200名(想定回答者) |
| 調査時期 | 2026年10月 |
| 調査方法 | AIを用いた回答シミュレーション(詳しくは記事末尾の注記をご覧ください) |
| 集計 | 各設問で「該当なし」とされた回答を除いた数を母数とし、小数点第2位を四捨五入 |
① 自分から勉強「ほとんど・全くしない」が42.0%
| よく自分から勉強する | 12.5% |
|---|---|
| たまに自分から勉強する | 39.0% |
| ほとんど自分からはしない | 29.0% |
| 全くしない | 13.0% |
| その他 | 6.5% |
中学生の子が自分から勉強するかを聞くと、最も多かったのは「たまに自分から勉強する」39.0%。「よく自分から勉強する」12.5%と合わせると、51.5%が多少なりとも自分から机に向かっています。
一方で「ほとんど自分からはしない」29.0%と「全くしない」13.0%を合わせると42.0%。中学生の4割以上は、誰かのきっかけがないと勉強を始めない状態といえます。「うちの子だけが勉強しない」と感じていても、実際には珍しいことではありません。
② 「勉強しなさい」を毎日言う保護者は36.5%
| 毎日 | 36.5% |
|---|---|
| 週に数回 | 29.0% |
| 月に数回 | 15.5% |
| ほとんど言わない | 18.5% |
| 言ったことがない | 0.5% |
「勉強しなさい」と声をかける頻度は、「毎日」が36.5%で最多でした。「週に数回」29.0%と合わせると、65.5%の保護者が週に何度も勉強をうながしています。
反対に「ほとんど言わない」は18.5%、「言ったことがない」は0.5%でした。多くの家庭で「勉強しなさい」は日常的な言葉になっていますが、後で紹介するように、声かけの頻度によって、保護者が考える「勉強しない理由」にも違いが見られました。
③ 家庭で試したことは「スマホ・ゲームの制限」32.8%が最多
| ゲーム・スマホを制限する | 32.8% |
|---|---|
| 勉強の必要性を話す | 21.7% |
| 家庭教師・塾を利用する | 19.2% |
| 勉強する時間・場所を決める | 18.7% |
| ご褒美を用意する | 11.6% |
| 一緒に勉強する | 10.1% |
| 特に何もしていない | 6.1% |
子どもが勉強しないときに家庭で試したことは、「ゲーム・スマホを制限する」32.8%が1位。「勉強の必要性を話す」21.7%、「家庭教師・塾を利用する」19.2%、「勉強する時間・場所を決める」18.7%が続きます。
これを「環境づくり」「ルール」「声かけ」に分けてみると、スマホの制限や時間・場所を決めるのは環境づくりとルール、必要性を話すのは声かけにあたります。一方で「一緒に勉強する」は10.1%、「ご褒美を用意する」は11.6%と少数派でした。仕事や家事で保護者自身の時間も限られるなか、隣について勉強を見るところまでは手が回りにくいのかもしれません。
④ 勉強しない理由は「スマホ・ゲームの誘惑」40.0%、「勉強の仕方が分からない」27.0%
| スマホ・ゲームなどの誘惑が多い | 40.0% |
|---|---|
| 勉強の仕方が分からない | 27.0% |
| 目標がない | 25.0% |
| 勉強が楽しくない | 18.0% |
| 疲れている・忙しい | 11.0% |
| 特に理由は分からない | 4.5% |
保護者が思い当たる「勉強しない理由」は、「スマホ・ゲームなどの誘惑が多い」40.0%が最多でした。2位は「勉強の仕方が分からない」27.0%、3位は「目標がない」25.0%です。
スマホやゲームは目に見えるため、つい一番の原因に思えます。けれど「何から手をつければいいか分からない」「勉強する理由が見つからない」という状態の子にとって、スマホは勉強から逃げる先になっているだけ、という場合もあります。スマホを取り上げても机に向かわないときは、その奥にある理由に目を向ける必要があります。
⑤ よく言う家庭は「疲れ・忙しさ」16.0%、あまり言わない家庭は「やり方」34.8%を理由に
| 勉強しない理由 | よく言う家庭(毎日・週に数回、n=131) | あまり言わない家庭(月に数回以下、n=69) |
|---|---|---|
| 勉強の仕方が分からない | 22.9% | 34.8% |
| 目標がない | 24.4% | 26.1% |
| スマホ・ゲームなどの誘惑が多い | 35.9% | 47.8% |
| 勉強が楽しくない | 20.6% | 13.0% |
| 疲れている・忙しい | 16.0% | 1.4% |
| 特に理由は分からない | 3.1% | 7.2% |
「勉強しなさい」と言う頻度で家庭を2つに分け、思い当たる「勉強しない理由」を掛け合わせて集計しました。
毎日・週に数回言う家庭では、「疲れている・忙しい」が16.0%。あまり言わない家庭(1.4%)を大きく上回りました。反対に、あまり言わない家庭では「勉強の仕方が分からない」が34.8%と、よく言う家庭(22.9%)より11.9ポイント高くなっています。
部活や習い事で忙しい子には、つい「今のうちにやりなさい」と声をかけたくなります。一方、あまり言わない家庭は、子どもが勉強しないのは「やらない」のではなく「やり方が分からない」からだと受け止めている傾向がうかがえます。実際、あまり言わない家庭では「一緒に勉強する」が13.2%(よく言う家庭は8.5%)と、声かけ以外の関わり方を選んでいる様子も見られました。
自分から勉強しない子の家庭は、外部の力を借りる割合が高い
| 家庭で試したこと | 自分から勉強する子(よく・たまに、n=102) | ほとんど・全くしない子(n=83) |
|---|---|---|
| 勉強する時間・場所を決める | 19.6% | 19.3% |
| ゲーム・スマホを制限する | 39.2% | 24.1% |
| ご褒美を用意する | 12.7% | 12.0% |
| 一緒に勉強する | 12.7% | 7.2% |
| 勉強の必要性を話す | 18.6% | 22.9% |
| 家庭教師・塾を利用する | 15.7% | 25.3% |
| 特に何もしていない | 2.0% | 10.8% |
子どもが自分から勉強するかどうかで分けると、自分からほとんど・全く勉強しない子の家庭では「家庭教師・塾を利用する」が25.3%と、自分から勉強する子の家庭(15.7%)より高くなりました。家庭の声かけやルールだけでは動かないと感じ、第三者に任せる選択をした家庭が多いと考えられます。また「特に何もしていない」も10.8%あり、打つ手が見つからないまま様子を見ている家庭もあるようです。
勉強しない中学生に、今日からできる4つのステップ
- 理由を1つに決めつけない:「スマホのせい」と決める前に、何の教科の何でつまずいているかを子どもに聞いてみる
- ルールは子どもと一緒に決める:スマホを使う時間や勉強する場所は、親が一方的に決めず、子どもが納得できる形で決める
- 「勉強しなさい」を具体的な一言に変える:「数学のワーク、今日は何ページやる?」のように、始めやすい単位で声をかける
- やり方が分からない様子なら、教わる場をつくる:親が教えるとけんかになりやすい場合は、学校の先生や家庭教師・塾など第三者を頼る
成績が急に下がってきた場合は、こちらの記事も参考にしてください:中学生の成績が急に下がった…保護者調査|原因ランキングと、本当に効いた対処法
まとめ:勉強しない理由を「やり方」から見直す
独自調査では、自分からほとんど・全く勉強しない中学生が42.0%。保護者の36.5%は毎日「勉強しなさい」と声をかけ、家庭で試したことの1位はスマホ・ゲームの制限でした。勉強しない理由としてはスマホ・ゲームの誘惑が最多でしたが、27.0%は「勉強の仕方が分からない」を挙げています。声かけやルールで動かないときは、子どもが「何を、どうやればいいか」を分かっているかどうかを確かめてみてください。やり方が分かれば、勉強を始めるハードルは下がります。
「勉強しなさい」と言わなくていい毎日へ
家庭教師のスイッチは、教科を教える前に「お子さんに合った勉強のやり方」を一緒に見つける指導を大切にしています。先生が宿題の量やペースをお子さまに合わせて調整し、最終的には自分から机に向かえるようになることを目指します。まずは無料体験で、お子さまがどこでつまずいているのかを一緒に確かめてみませんか。体験後の無理な勧誘はありません。
料金の詳細は指導料のページ、そのほかの疑問はよくある質問でもご確認いただけます。無料体験のお申し込み・ご相談は家庭教師のスイッチ公式サイトから受け付けています。
※本記事の調査結果は、全国の30〜50代で、中学生の子を持つ女性を想定し、AIを用いたシミュレーションで作成・集計したものです(家庭教師のスイッチ 独自調査、2026年10月実施)。実在の個人を対象としたアンケートではありません。感じ方や効果には個人差があります。