冬休みは、学校がない分だけ時間がたっぷりあるように見えて、気づけば年末年始の予定や休み明けの準備に追われ、「結局、あまり勉強させられなかった」と感じる保護者も多いのではないでしょうか。夏休みと違って期間が短く、帰省や行事も重なるため、計画を立てても思いどおりに進めにくい休みです。
そこで家庭教師のスイッチでは、全国の30〜50代で小学生〜高校生の子を持つ女性を想定した独自モデルにおけるシミュレーションを行い、昨年の冬休みの家庭学習について、1日の勉強時間、取り組んだ内容、困りごと、手応えを整理しました。さらに、勉強時間の長さによって手応えや困りごとがどう違って見えるのかも掛け合わせて分析しています。
独自調査でわかったこと
61.0%
の家庭が、冬休みの勉強で「計画どおりに進まなかった」ことに困った
勉強時間は「1〜2時間未満」が27.0%で最多。一方で、手応えを「あまり・まったく感じなかった」は39.0%でした
調査の概要
| 調査対象 | 全国の30〜50代で、小学生〜高校生の子を持つ女性(を想定) |
|---|---|
| 想定回答者数 | 200名(シミュレーション上の想定回答者) |
| 調査時期 | 2026年11月 |
| 調査方法 | 独自モデルにおけるシミュレーション(実在の個人へのアンケートではありません。詳しくは記事末尾の注記をご覧ください) |
| 集計 | 各設問の想定回答者200名を母数とし、小数点第2位を四捨五入 |
① 冬休みの1日の家庭学習時間は「1〜2時間未満」が27.0%で最多

| 30分未満 | 14.0% |
|---|---|
| 30分〜1時間未満 | 18.5% |
| 1〜2時間未満 | 27.0% |
| 2〜3時間未満 | 13.0% |
| 3時間以上 | 12.0% |
| 把握していない | 15.5% |
昨年の冬休みの1日の家庭学習時間で最も多かったのは「1〜2時間未満」の27.0%でした。次いで「30分〜1時間未満」が18.5%、「把握していない」が15.5%、「30分未満」が14.0%と続きます。
1時間未満(「30分未満」と「30分〜1時間未満」の合計)は32.5%、2時間以上(「2〜3時間未満」と「3時間以上」の合計)は25.0%でした。シミュレーションでは、冬休みでも1日2時間以上机に向かう家庭は4分の1程度にとどまり、半数以上が2時間未満という傾向が見られました。
もうひとつ見逃せないのが、「把握していない」が15.5%あることです。共働きや部活・習い事で日中の様子を見られない家庭では、子どもが何時間勉強したのかを正確に知らないまま休みが終わることも珍しくないようです。勉強時間そのものより前に、「どれくらい取り組めているか」が見えていない家庭があることは、後の手応えや困りごとにも関わってくると考えられます。
② 取り組んだ勉強は「学校の宿題」が71.5%で圧倒的

| 学校の宿題 | 71.5% |
|---|---|
| 前の学期の復習 | 36.0% |
| 塾・家庭教師などの講習 | 21.5% |
| 受験・検定の対策 | 10.0% |
| 特に取り組んでいない | 9.0% |
| 次の学期の予習 | 3.5% |
冬休みに取り組んだ勉強を複数回答で聞くと、「学校の宿題」が71.5%で、2位以下を大きく引き離しました。2位は「前の学期の復習」36.0%、3位は「塾・家庭教師などの講習」21.5%です。
目立つのは、「次の学期の予習」が3.5%と極端に少ないことです。「受験・検定の対策」も10.0%にとどまりました。冬休みの勉強は、先に進めるためというより、まず出された宿題をこなすことが中心になりやすいようです。さらに「特に取り組んでいない」が9.0%あり、宿題すら出ていない、あるいは取り組めなかった家庭も一定数あることがうかがえます。
宿題は量や期限が決まっているため、取り組む内容に迷いにくい反面、宿題が終わった時点で勉強が止まりやすい面もあります。復習や予習のように「自分で内容を決める勉強」は、何をどこまでやるかを誰かが整理しないと、手がつけにくいのかもしれません。
③ 困りごとの1位は「計画どおりに進まなかった」61.0%

| 計画どおりに進まなかった | 61.0% |
|---|---|
| 宿題を休み明け直前にまとめてやった | 32.5% |
| スマホ・ゲームの時間が増えた | 32.5% |
| 生活リズムが崩れた | 9.5% |
| 特に困ったことはない | 8.0% |
| 何を勉強させればよいかわからなかった | 7.5% |
冬休みの勉強で困ったことの1位は、「計画どおりに進まなかった」の61.0%でした。半数を大きく超えており、冬休みの勉強は「計画を立てること」よりも「計画を守ること」のほうがむずかしいという傾向が見られます。
2位は「宿題を休み明け直前にまとめてやった」と「スマホ・ゲームの時間が増えた」で、いずれも32.5%の同率でした。3つに1つの家庭で、宿題の先送りやスマホ・ゲームの時間の増加が起きているというシミュレーション結果です。「生活リズムが崩れた」は9.5%、「何を勉強させればよいかわからなかった」は7.5%で、「特に困ったことはない」は8.0%にとどまりました。
ここで注目したいのは、困りごとの上位が「やる気」や「内容」より、「進め方」と「時間の使い方」に集まっている点です。何を勉強させればよいかわからない家庭は少数派で、やるべきことは分かっているのに、予定どおりに進められないという悩みが中心になっているようです。
④ 手応えを「あまり・まったく感じなかった」は39.0%、「感じた」は36.0%

| とても感じた | 8.0% |
|---|---|
| やや感じた | 28.0% |
| どちらともいえない | 25.0% |
| あまり感じなかった | 32.0% |
| まったく感じなかった | 7.0% |
冬休みの勉強の成果への手応えは、「あまり感じなかった」が32.0%で最多でした。「まったく感じなかった」の7.0%を合わせると、手応えが乏しかった家庭は39.0%になります。
反対に「とても感じた」8.0%と「やや感じた」28.0%を合わせた手応えがあった家庭は36.0%で、「どちらともいえない」が25.0%でした。手応えがあった家庭より、なかった家庭のほうが3.0ポイント多いという結果です。
③の困りごとと並べると、計画どおりに進まない、宿題が休み明けにずれ込むといった状況が、そのまま「勉強した実感のなさ」につながっている可能性があります。
⑤ 勉強時間別に見た手応え:2時間以上の家庭ほど「あまり・まったく感じなかった」が48.0%
| 1日の勉強時間 | 回答者数 | 手応えがあった(とても・やや) | 手応えがなかった(あまり・まったく) | 計画どおりに進まなかった | 宿題を休み明け直前にまとめてやった |
|---|---|---|---|---|---|
| 1時間未満 | n=65 | 41.5% | 35.4% | 58.5% | 40.0% |
| 1〜2時間未満 | n=54 | 42.6% | 33.3% | 64.8% | 25.9% |
| 2時間以上 | n=50 | 28.0% | 48.0% | 68.0% | 30.0% |
| 把握していない | n=31 | 25.8% | 41.9% | 48.4% | 32.3% |
Q1の勉強時間を「1時間未満」「1〜2時間未満」「2時間以上」「把握していない」の4つに分け、Q4の手応えとQ3の困りごとを掛け合わせて集計しました(1時間未満=30分未満と30分〜1時間未満の合計、2時間以上=2〜3時間未満と3時間以上の合計)。
勉強時間が長いほど手応えがあるはず、と考えがちですが、シミュレーションでは逆の傾向が見られました。手応えがあった割合は、1時間未満の家庭が41.5%、1〜2時間未満が42.6%だったのに対し、2時間以上では28.0%に下がります。手応えがなかった割合は、2時間以上の家庭で48.0%と、1〜2時間未満(33.3%)より14.7ポイント高くなりました。
困りごとの面でも、「計画どおりに進まなかった」は2時間以上の家庭で68.0%と、1時間未満(58.5%)より9.5ポイント高い結果でした。たくさん勉強した家庭ほど、本来はもっとできるはずだったという思いが強く、「計画どおりではなかった」「成果が見えない」と感じやすいのかもしれません。時間の長さよりも、その時間で何をどこまでやるかを決めていたかどうかが、手応えを左右している可能性があります。
また「把握していない」家庭では、手応えがあった割合が25.8%と4グループの中で最も低くなりました。手応えがなかった割合も41.9%で、勉強時間を把握していないことと、手応えの乏しさは重なりやすいように見えます。ただし、グループによって回答者数が31〜65と小さいため、あくまで傾向として受け止めるのが適切です。
INSIGHT
勉強時間が長い家庭でも、手応えがあったのは28.0%。「何時間やったか」より「何を、どこまでやるかを決めていたか」が、冬休みの手応えを分けているのかもしれません。
今年の冬休みを充実させるために、今日からできる4つのステップ
- 休み前に「やることの総量」を書き出す:宿題、復習、塾の課題を一覧にして、冬休みの日数で割ってみる。計画どおりに進まなかった家庭が61.0%あったため、最初から詰め込みすぎない量に整える
- 1日の勉強時間より「今日やること」を決める:「2時間やる」ではなく「ドリル3ページ」「漢字10個」など、終わりが見える単位にする。時間の長さだけでは手応えにつながりにくいという傾向が出ていた
- 宿題は前半に終える日を決める:休み明け直前にまとめてやった家庭が32.5%。帰省や行事の予定を先に書き込み、宿題を終える目標日を1つ置いてみる
- その日の勉強時間を一緒に記録する:「把握していない」が15.5%あった。夕食の時などに「今日は何をやった?」と聞き、カレンダーに書き込むだけでも、進み具合が見えるようになる
スマホ・ゲームの時間が増えたと答えた家庭も32.5%ありました。使う時間を禁止するのではなく、「勉強のあとに使う」「1日の上限を一緒に決める」など、休みに入る前に子どもと相談しておくと、冬休み中のやり取りが少なくなります。
また、復習や予習の進め方に迷うときは、学校の先生や塾、家庭教師などの第三者に相談する方法もあります。親が教えるとつい感情的になってしまう、という家庭には特に向いた選択肢です。
まとめ:冬休みの勉強は「計画の立て方」から見直す
独自モデルにおけるシミュレーションでは、冬休みの家庭学習で「計画どおりに進まなかった」ことに困った家庭が61.0%と最多でした。1日の勉強時間は「1〜2時間未満」が27.0%で最も多く、取り組んだ内容は「学校の宿題」が71.5%と中心でした。手応えを「あまり・まったく感じなかった」家庭は39.0%にのぼり、2時間以上勉強した家庭でも手応えがあったのは28.0%にとどまっています。長い時間を確保すること以上に、休み前に「何を、いつまでに、どこまで」やるかを決めておくことが、今年の冬休みの手応えを変えるきっかけになりそうです。
「勉強のやり方」から一緒に考える家庭教師のスイッチ
家庭教師のスイッチは、教科を教える前に「お子さんに合った勉強のやり方」を一緒に見つける指導を大切にしています。冬休みのような短い期間でも、先生と相談しながら、何をどの順番で進めるかを整理していけます。夜間や土日祝日にも対応しているため、家庭の予定に合わせて相談しやすく、オンラインでの指導にも対応しています。
毎月、保護者の方に指導報告書をお渡ししているので、お子さんの進み具合を確認できます。先生との相性が合わない場合は、無料で先生を交代することも可能です。まずは無料体験で、お子さんがどこで困っているのかを一緒に確かめてみませんか。体験後の無理な勧誘はありません。
料金の詳細は指導料のページ、そのほかの疑問はよくある質問でもご確認いただけます。無料体験のお申し込み・ご相談は家庭教師のスイッチ公式サイトから受け付けています。
※本記事の調査結果は、全国の30〜50代で、小学生〜高校生の子を持つ女性を想定し、独自モデルにおけるシミュレーションで作成・集計したものです(家庭教師のスイッチ 独自調査、2026年11月実施)。実在の個人を対象としたアンケートではありません。感じ方や効果には個人差があります。