家庭教師は、契約してみるまで中身が見えにくいサービスです。「思っていたのと違った」と気づくのは、たいてい始めたあと。だからこそ、先に契約した人が「どこを見落としたか」を知っておくことに価値があります。
今回、実際に家庭教師を契約した経験のある保護者200名に、選ぶときに重視したこと・契約前に確認しておけばよかったこと・契約後に感じたギャップを聞きました。結果を追っていくと、後悔する人としない人を分ける要因は、意外なほどはっきりしていました。
調査の概要
| 調査対象 | 家庭教師を契約した経験がある全国の保護者(小学生〜高校生のお子さまをお持ちの30〜50代女性) |
|---|---|
| 有効回答数 | 200名 |
| 調査時期 | 2026年9月 |
| 調査方法 | インターネットアンケート(当社調べ) |
| 集計 | 各設問の無回答を除いた有効回答を母数とする |
① 選ぶ決め手は「口コミ」——ただし「相性」と僅差
まず、家庭教師を選ぶ際に最も重視したポイントです。
| 口コミ・評判 | 30.2% |
|---|---|
| 講師との相性・人柄 | 27.6% |
| 料金の安さ | 22.1% |
| 指導実績・合格実績 | 10.6% |
| 会社の対応・サポート体制 | 9.5% |
1位は「口コミ・評判」(30.2%)。中身が見えないサービスだからこそ、他人の経験を頼りにするのは自然な行動です。ただ注目したいのは、2位の「講師との相性・人柄」(27.6%)とほぼ差がないこと。口コミは「会社」への評価、相性は「担当する先生」への評価——見ているものが違います。この2つを分けて考えられているかどうかが、あとで効いてきます。
② 7割超が「契約の前後で意識が変わった」
| やや変わった | 38.3% |
|---|---|
| 大きく変わった | 34.2% |
| あまり変わらなかった | 17.1% |
| 全く変わらなかった | 10.4% |
「大きく変わった」+「やや変わった」で72.5%。約7割の家庭が、実際に始めてから見方を改めています。裏を返せば、契約時点で見ていた基準は、多くの場合ズレているということです。では、どこがズレていたのでしょうか。
③ 契約前に確認しておけばよかったこと 1位は「お金」
| 追加料金・教材費の有無 | 43.9% |
|---|---|
| 特になし | 35.7% |
| 講師の変更・相性が合わない場合の対応 | 21.0% |
| 解約時の条件・違約金 | 12.1% |
| 指導実績の具体的な中身 | 10.2% |
| 体験授業の内容と本授業の違い | 5.1% |
最多は「追加料金・教材費の有無」(43.9%)。月謝そのものではなく、月謝の外側にある費用が見落とされています。次いで「講師の変更・相性が合わない場合の対応」(21.0%)——先生を選ぶ基準は考えても、合わなかったときの出口までは確認していない、という構図です。
④ 契約後のギャップは「連絡・サポート」が最多
| サポート・連絡対応が思ったより手薄だった | 35.5% |
|---|---|
| 料金が想定より高くついた | 25.9% |
| 特にギャップは感じなかった | 22.3% |
| 子どもとの相性が合わなかった | 20.8% |
| 成績・学習効果が期待より低かった | 17.8% |
1位は「サポート・連絡対応が思ったより手薄だった」(35.5%)。①で「会社の対応・サポート体制」を重視した人はわずか9.5%でしたが、契約後に不満として表れるのはここです。選ぶときに最も軽視され、始めてから最も響く——このねじれが、家庭教師選びの落とし穴といえます。
⑤ 後悔の分かれ目は「契約前にどこまで詰めたか」
今回の調査で最もはっきり出たのが、この関係です。②の回答別に、契約後にギャップを感じなかった人の割合を見ました。
| 契約前後の意識変化 | 「ギャップは感じなかった」割合 |
|---|---|
| 大きく変わった | 9.1% |
| やや変わった | 12.2% |
| あまり変わらなかった | 42.4% |
| 全く変わらなかった | 65.0% |
意識が「変わらなかった」人ほど、ギャップも感じていません。そしてこの層は、③でも「確認しておけばよかったことは特になし」と答えた割合が6割を超えていました。つまり「意識が変わらなかった」のは無関心だったからではなく、契約前の時点で見るべき点を見ていたからです。逆に「大きく変わった」層でギャップなしはわずか9.1%。事前確認の差が、そのまま満足度の差になっていると読み取れます。
まとめ:契約前に確認したい5項目
| 月謝以外の費用 | 入会金・教材費・交通費・季節講習費の有無と総額 |
|---|---|
| 講師交代の可否 | 合わなかったときに変更できるか、手続きと費用 |
| 報告と連絡の頻度 | 誰が・どのくらいの頻度で学習状況を知らせてくれるか |
| 解約の条件 | いつまでに申し出れば良いか、違約金の有無 |
| 体験と本授業の差 | 体験の担当者がそのまま指導するのか |
口コミも料金も大事ですが、それらは「調べればわかること」です。今回の調査が示したのは、後悔の芽はむしろ「聞けばわかるのに聞かなかったこと」に潜んでいるという事実でした。契約前の面談で上の5つを質問してみる——それだけで、7割が経験した「意識のズレ」はかなり小さくできそうです。
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気になる点は、体験授業のときに全部聞いてください
家庭教師のスイッチでは無料体験授業をご用意しています。料金の内訳、担当講師の交代について、指導後のご報告の方法——今回の調査で「確認しておけばよかった」と挙がった項目は、体験の場で遠慮なくお尋ねください。お子さまの反応を見ていただくと同時に、私たちの対応もあわせて見比べていただければと思います。
※本記事のアンケート結果は当社調べによるもので、感じ方や効果には個人差があります。