お子さまが学校に行けなくなったとき、多くの保護者が同時に抱えるのが「勉強はどうすればいいのか」という悩みです。塾に通わせるのは難しい、でも家で何もしない時間が続くのも不安——その選択肢のひとつとして家庭教師が挙がります。
実際のところ、どうなのか。今回、不登校(または不登校気味)のお子さまに家庭教師を利用した保護者200名にアンケートを実施しました。良かったことだけでなく、変化を感じなかった声も含めてそのまま紹介します。
調査の概要
| 調査対象 | 不登校・不登校気味のお子さまに家庭教師を利用した経験がある全国の保護者(30〜50代女性) |
|---|---|
| 有効回答数 | 200名 |
| 調査時期 | 2026年8月 |
| 調査方法 | インターネットアンケート(当社調べ) |
① きっかけの時期——「中1」と「小学校低学年」に山
| 中学1年生から | 39.0% |
|---|---|
| 小学校低学年から | 22.5% |
| 時期はさまざま(断続的に休みがち) | 22.5% |
| 小学校高学年から | 13.0% |
| 中学2〜3年生から | 3.0% |
最多は「中学1年生から」(39.0%)。環境・人間関係・学習量が一度に変わるタイミングで、つまずきが表面化しやすいことがうかがえます。一方で「小学校低学年から」も22.5%、「時期はさまざま・断続的に休みがち」も22.5%。ある日を境に始まるとは限らず、行ったり休んだりを繰り返すケースが同じくらい多いのが実態です。
この分布は、学習の遅れ方にも影響します。中学から休みがちになった場合は小学校範囲の土台は残っていることが多い一方、低学年から断続的に休んでいる場合はどこでつまずいたのかを遡って確認する必要があります。同じ「不登校」でも、必要な手当てはご家庭ごとに違うということです。
② 家庭教師を選んだきっかけ
| 勉強の遅れを取り戻したかったから | 52.5% |
|---|---|
| 子どものペースに合わせて進めたかったから | 31.5% |
| 子どもが外に出るのを嫌がったから | 16.0% |
半数以上が「勉強の遅れ」(52.5%)を挙げました。ただし2位の「子どものペースに合わせたい」(31.5%)と3位の「外に出るのを嫌がる」(16.0%)を合わせると47.5%。“追いつかせる”ためだけでなく、“今いる場所で無理なく続けられる形”を探した結果として家庭教師にたどり着いた家庭が、ほぼ同数いることになります。
③ 利用後の変化——伸びたのは「学習面」
| 特定科目への苦手意識が減った | 70.5% |
|---|---|
| 学習習慣が少しずつ戻った | 61.5% |
| 特に変化は感じていない | 19.0% |
| 表情が明るくなった | 11.5% |
| 登校できる日が増えた | 0.0% |
この結果は、正直に受け止めておきたい部分です。「苦手意識が減った」(70.5%)「学習習慣が戻った」(61.5%)と学習面の変化は多く挙がった一方、「登校できる日が増えた」は0.0%でした。家庭教師は“学校に戻すための手段”ではなく、“学びを止めないための手段”——今回の調査が示しているのは、そういう位置づけです。
また19.0%が「特に変化は感じていない」と回答しています。誰にでも同じ結果が出るわけではありません。効果を約束するものではないという前提で、お子さまの状態に合うかどうかを見極めることが大切です。
④ 先生選びで重視したこと
| 無理に勉強を強いない姿勢 | 66.0% |
|---|---|
| 保護者への報告・相談のしやすさ | 40.0% |
| 子どもとの相性・話しやすさ | 34.5% |
| 不登校の子への指導経験があるか | 32.5% |
| 料金や指導頻度の柔軟さ | 19.0% |
断トツは「無理に勉強を強いない姿勢」(66.0%)。指導力や合格実績ではなく、「今日は調子が悪そうだから雑談で終える」といった引き際を心得ているかが最重視されていました。次点の「保護者への報告・相談のしやすさ」(40.0%)も見逃せません。学校と距離ができている時期こそ、子どもの様子を一緒に見てくれる大人がもう一人いることが、保護者の支えになっているようです。
まとめ:期待するなら「学習の土台」から
今回の200名の声を整理すると、家庭教師に向いているのは「勉強の空白を埋めたい」「子どものペースを守りたい」というニーズです。逆に登校再開そのものを直接の目的にすると、期待とずれる可能性があります。まず学習の土台を戻し、その先の進路は本人の回復に合わせて考える——焦らない設計のほうが、結果として続きやすいといえそうです。
先生選びで最も重視されていたのが「無理に勉強を強いない姿勢」だったことも、同じ方向を指しています。週1回でも、決まった時間に決まった人と机に向かう時間があること。それ自体が生活のリズムになり、結果的に学習習慣の回復につながっている——今回の回答からは、そんな順序が見えてきます。
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まずは「会ってみる」ところから
家庭教師のスイッチでは無料体験授業をご用意しています。いきなり勉強を始めなくても構いません。お子さまが先生と話せるかどうかを見るところからで大丈夫です。ご状況を伺ったうえで進め方をご相談できますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
※本記事のアンケート結果は当社調べによるもので、お子さまの状況や感じ方には個人差があります。